振り込め詐欺
「振り込め詐欺」が増加の一途をたどっています。
親族を装う「オレオレ詐欺」に始まり、
税金などの還付を装った「還付詐欺」も増加しているとのことです。
昨日の新聞には、東京都内で今年1~3月までに発生した振り込め詐欺の被害は、なんと1268件にのぼったと報道されていました。
昨年同時期より倍増し、統計を取り始めた2004年以来、最悪の状況にあるとのことです。
単純に計算しても、1日に14件もの被害が発生していることになります。
実は、私も、振り込め詐欺の被害に遭われた方から、民事上・刑事上の手続きについてご相談を受けています。
管轄の警察署に捜査の進捗状況を問い合わせても、なかなか進展がないようで苛立っていたのですが、1268件も被害があるのでは・・・と妙に納得してしまうほどの件数です。
それにしても、許せない犯罪類型です。
被害額は数十万円から数百万円まで高額にのぼります。
被害者側は、こつこつと貯めた老後の資金をあっという間に詐取され、悔しさから寝込んでしまうくらいの思いでいます。
なんら汗をかくことなく、電話一本で、被害者の心情に付け込んで大金を詐取する犯人を思うと、一刻も早く検挙してもらいたいと思います。
また、仮に逮捕に至っても、詐取した資金は費消されていることが多いため、未然に防ぐことが一層重要だと思います。
公的機関からの呼びかけを強化することに加え、
振り込み手続きに携わる金融機関の窓口で、なんとか水際で防止できるような体制をつくれないでしょうか。
某銀行では、振込手続の窓口に、大きく「振り込め詐欺にご注意ください」といった掲示がありましたが、ここまで被害が増加している状況に鑑みるならば、口頭での確認を含めて検討する必要があるのではないでしょうか。
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『相澤法律事務所』 弁護士 相澤愛
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