直接会って話すこと
まさに、飛ぶように過ぎていきました。
今日の午後だけはぽっかりと予定があいていたので、
よし、訴状の起案をすませてしまおう!と考えていたのですが、
実際は、一行も書けませんでした・・・
というのも、ある案件に関連して、どうしても会って直接お話をしておきたいと思っていた方と今日になってようやく連絡がとれたので、
(その方の気が変わらないうちに会うしかない!)と思い、
「それでは今から1時間後にまいります。」と宣言してしまったのです。
とるものもとりあえず、事務所を飛び出した私は、
ちょうど約束の1時間後に、目的地に降り立っておりました。
思いを伝えることで、物事が解決に近づくことがあります。
伝えるべきことをきちんと伝える・・・それも弁護士の大事な仕事の一つです。
今まで間接的にしかお話が伝えられず、誤解や曲解されて
いた点もあったと思います。
それが、直接会って話すことで、思いを伝えることができたと思えました。
直接会って話すこと・・・どんなに通信手段が発達した現代でも、
他の手段では代替できない多大な効果があると思っています。
向き合って、目をみて、言葉を選びながら、間を取りながら、意を尽くして話す、全身全霊で話す・・・その結果、物事が好転することがままあります。
話を終えて駅に戻る道すがら、街路樹の緑がこんなに眩しかったのか、とようやく気づくことができました。
訴状を起案しているはずの自分が、まったく予定していなかった場所で、街路樹の緑を眺めている・・・なんだか、我ながらおかしくなったことでした。きっとほっとしたのでしょうね。
夕方、事務所に戻り、いよいよ訴状の1行目を書こうと思った矢先、これまた、急きょ、別のクライアントが事務所においでになり、夜まで会議になりました。
そんなわけで訴状の一行目は週末に持越しとなりました。
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『相澤法律事務所』 弁護士 相澤愛
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