道場寺
石神井公園三宝寺池の南側にある曹洞宗の寺院「道場寺」。武蔵の三十三観音霊場第2番のお寺です。
729年の開創と伝えられているそうですが、 1372年に当時の石神井城主豊島景村の養子である豊島輝時(北条高時の孫)が 建長寺開祖の大覚禅師を招いて道場寺と号したといわれています。 1477年、豊島康経は太田道灌に敗れ、道場寺も灰燼と帰したそうですが、1598年に中興したそうです。 境内には、豊島康経の墓もあります。
道場寺は山門を入ると正面には本堂が、左手に三重塔、右手に鐘楼があります。 本堂は「釈迦の教え」、三重塔は「釈迦の姿」、鐘楼は「釈迦の声」を表すものだそうで、 この3つが揃っている寺院は都内でも少ないそうです。
境内には季節ごとの花木が植栽され、折々に訪ねるのが楽しみなお寺です。
この日は見事に手入れされた紅梅が咲き競っておりましたが、 山門右手の鮮やかな桜の木が一段と目をひきました。